VOICESINTERVIEW / 03

PROFESSIONAL

結果を焦る必要はない。一歩ずつ積み重ねていけばいい。

相原 周汰

AIHARA SHUTA

進学校から国立大学へ進み、就職。それでも諦めきれなかった声優への道を選び、会社を辞めて専門学校へ。 GEAR・UPではアドバンスドランクからスタートし、レッスンを重ねながら実際の仕事も経験。そして現在はプロフェッショナルランクへ昇格した。 決して最短距離ではなかったからこそ語れる、声優を目指すこと、学ぶこと、そして結果を焦らず積み重ねていくことについて聞いた。

相原 周汰
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Q.01

声優を目指そうと思ったきっかけと、GEAR・UPに所属するまでの進路を教えてください。

昔から勉強は得意だったので、県内の進学校から国立大学へトントン拍子で進みました。 でも、いざ就活の時期になって「自分って何がしたいんだろう?」と悩んだんです。 高校までは野球、大学では登山やゲームに没頭してきたな、自分の磨いたスキルで挑戦して達成感を得るのが生きがいなんだな、そういえばアニメも好きだな、音感と声量には自信があるな……みたいな思考回路を経て、「声優になろう」と決めました。 ただ、いきなり「声優になる!」とか言い出すもんだから、母には猛反対されて(笑)。 妥協案として、一度会社に就職する道を選びました。「もし声優を諦められなければ、貯金を作ってから挑戦しなさい。社会人経験もきっと芝居に活かせるぞ」と。 就職してからは日に日に声優になりたい欲が強まって、結局1年で退職して専門学校へ進み、一からスキルを学んで今に至る、って感じですね。

Q.02

学生時代、卒業後に声優として活動していくことについて、どんな期待や不安がありましたか?

ちゃんと生きていけるだけのお金を稼げるのかな……という不安はすごくありました。声優一本で食っていける人はほんの一握りだと分かっていたので。 でも、声優さんたちのラジオだったり記事だったりで収録現場の話を聞くたびに、「羨ましいな」って思っていました。 それぞれ違うスキルを持ったプロが、チーム一丸となってひとつの作品を創り上げるのって、なんか青春って感じするじゃないですか。 「僕もその一員になれたら……」と常々思っていました。

Q.03

GEAR・UPを最初に知ったきっかけを教えてください。

専門学校の学内オーディションで知りました。

Q.04

そこから「GEAR・UPに行こう」と決めた理由は何でしたか?

まず、舞台よりもマイク前の仕事――アフレコやナレーションなどに重きを置いていたこと。それと、事務所説明会で聞いた岡本さんの話に共感したからです。 挑戦的な姿勢や合理的な考え方が、自分とマッチしそうだな、と。 それから、「即戦力を求めている」という言葉を聞いて、早いうちからたくさんチャンスをもらえそうだなと思ったのもポイントでした。 後日、平松さんの体験レッスンを受けられたことも決定打になりました。

Q.05

GEAR・UPではアドバンスドランクからのスタートでしたが、当時その結果をどのように受け止めましたか?

「意外と高評価もらえた、やったー!」が率直な感想でした。 そりゃ合格をもらえたら嬉しいでしょ(笑)。 やっぱりお芝居の経験が浅いので、しっかり一歩ずつ成長してランクを上げていこうというモチベーションにはなりましたね。 実際に入ってからも、アドバンスドランクだからといって大きく印象が変わることはありませんでした。ちゃんと仕事のチャンスを振ってもらえたのは嬉しかったですね。

Q.06

実際に所属してみて、「想像していたのと違った」「他とは違う」と感じたことはありますか?

全部オンラインなことにはびっくりしました。 実は契約するまで知らなくて、対面で顔合わせする機会すらないとは思わずで……。事務所には個人的にあいさつに伺ったんですけど、「変なヤツって思われたのかな」って(笑)。 それと、全部オンラインとなると宅録用の環境を整える必要があって、「初回レッスンまでにどうにかしないと」と焦ったのを覚えています。 一応、最初はスマホひとつで大丈夫とは言われましたけど、やるからにはちゃんとしたいじゃないですか。 初期投資にけっこうなお金がかかったのは想定外でしたね。

Q.07

GEAR・UPのレッスンやサポートを実際に受けてみて、率直にどう感じていますか?

全体レッスンだけど、個人レッスンみたいな感覚で、すごく充実した日々を送れています。 個別に録音したデータを送ってフィードバックをもらって、あーだこーだ考えながら録り直して、さらにフィードバックをもらって……の繰り返しなので、メキメキ実力がついていく感じがします。 平松さんの指導もロジカルで分かりやすくて、僕にとっては最高の環境に来られたと思っています。

Q.08

アドバンスドランクで活動していた時期から仕事が決まっています。初めて仕事が決まった時はどんな気持ちでしたか?

最初に出演が決まった報告をもらった時は超絶嬉しくて、ひとりで部屋の中で吠えました。 「うおおお、よっしゃああああ!!」って(笑)。 ただ、実際に収録用の資料を受け取ってからは、「僕なんかで本当に大丈夫か……?」と不安で不安で仕方なくて、泣きそうになりながら必死に準備したのを覚えています。 現場では意外とすんなりOKが出て安心した半面、自分では実力不足を痛感して、泣きながら帰ったような気がします。

Q.09

オーディションや実際の仕事を経験する中で、それまで学んできたことが活きたと感じることはありましたか?

呼吸の仕方みたいなお芝居の基本もそうですけど、レッスンの中で録音慣れできたことが大きかったです。 個人的に整音の仕方も少し勉強しました。音響さんが録ってくれるスタジオ収録がいかに恵まれた環境か……今は感謝でいっぱいになりながら収録に臨んでいます。 あとは、体力不足を痛感しました。 最初の頃はたった2時間の収録でフラフラになっていて、「もしこのまま仕事をたくさんもらえるようになったら」と思うと恐ろしくて……。 今のうちから鍛えておかないと、と思いましたね。

Q.10

アドバンスドランクからプロフェッショナルランクへの昇格が決まった時は、どう感じましたか?

すごく安心しました。 「この1年間やってきた努力は間違ってなかったんだ」と。 アドバンスドランクで活動していた期間は、じっくり基礎を叩き上げるいい機会になったと思います。 週2回のレッスンでみっちり指導してもらえましたし、上のランクよりも仕事の機会が少ない分、基礎練習に使える時間が多くて、着実に力をつけられました。

Q.11

GEAR・UPに所属した頃の自分と現在の自分を比べて、「ここは変わった」「ここは成長した」と感じるところはありますか?

腹式呼吸をはじめとする体の使い方だったり、お芝居に対する考え方だったり、ここに書ききれないくらいたくさんのことを学んで、成長できたと感じています。 1年前の自分が見たら、びっくりするんじゃないかな(笑)。

Q.12

専門学校を卒業して実際に声優として活動している今、これから卒業を迎える人や、卒業後の進路に悩んでいる人に伝えたいことはありますか?

「結果を焦る必要はないよ」と伝えたいです。 10代、20代のうちから挑戦しないとうまくいかないと思われがちですけど、僕が本気でお芝居を学び始めたのは30歳近くになってからです。 それでもちゃんと仕事はもらえるし、目をかけてもらえています。 最初からうまくいくわけないんだから、結果を焦らず、すぐに諦めず、向上心を持って一歩一歩積み重ねていくことが、いちばん大切だと思います。

Q.13

最後に、今後の目標を教えてください。

まずは、アニメのレギュラーを獲る! ひとつでも多くの名作を創る! 生涯声優として生きていけるように、今を全力で楽しみながら頑張りたいと思います。